仕事で本当に使う英会話の実践トレーニング
英語の会議で聞き取れないとき、分かったふりをしなくていい。
会議の内容はだいたい分かったものの、締め切りや数字など、大切な一部分だけが聞き取れなかった——そんなときは、聞き取れなかったところだけを確認すれば大丈夫です。
英語の会議。
話の流れは追えている。
でも、締め切りが火曜日なのか木曜日なのか、そこだけが聞き取れなかった。
そして、次は自分が答える番。
こうした瞬間は、英語を使って働く多くの人が経験するものです。まったく聞き取れないわけではありません。ほとんど理解できているのに、大切な情報が一つだけ抜け落ちます。そして、相手はあなたの返事を待っています。
聞き返すことは、英語力が足りないということではありません。認識のずれを防ぐための、仕事のスキルです。
分かったふりは、なぜ危険なのか
「会話の流れを止めたくない」「準備不足だと思われたくない」。そう考えて、聞き返すのをためらうこともあります。
ただ、聞き取れないまま「分かったふり」をするのは避けたいところです。その場はしのげても、締め切りや数字、担当者を取り違えたまま進めてしまえば、あとで大きな問題になります。英語が得意な人でも聞き返すことはあります。正確に確認する姿勢は、仕事上の信頼にもつながります。
大切なのは、聞き取れなかった部分だけを自然に確認することです。曖昧なのが一部分だけなら、すべてを繰り返してもらう必要はありません。
まず、「何が」聞き取れなかったのかを見分ける
「聞き取れない」と一口に言っても、実は3つのパターンがあります。どのパターンなのかを見分けられると、確認の仕方も変わってきます。
① 一部分だけ聞き取れなかったとき
話の大半は分かったものの、日付や数字など、一点だけが曖昧なとき。その一点だけを確認します。
“Just to make sure I got that right—did you say Tuesday or Thursday?”
(念のため確認させてください。火曜日とおっしゃいましたか、それとも木曜日ですか?)
② 話全体が聞き取れなかったとき
話全体を聞き取れなかったときは、もう一度言ってもらうようお願いして構いません。
“Sorry, I didn’t catch that. Could you say that again, please?”
(すみません、聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか?)
③ 言葉は聞き取れたのに、意味が分からなかったとき
単語は聞き取れたのに、それが何を指しているのか分からないとき。これは音の聞き取りではなく、言葉の意味や相手の意図を確認する場面です。
“Could you clarify what you mean by ‘blockers’?”
(ここでいう「blockers」とは、具体的に何を指していますか?)
英語の会議で自然に聞き返す3ステップ
一部分を聞き逃したときの基本の流れです。3つすべてを毎回使う必要はありません。状況に合わせて、必要なものを組み合わせます。
① 確認したいことを伝える
まず、確認したいことがあると自然に切り出します。
“Just to make sure I got that right—”
(念のため、正しく理解できたか確認させてください)
② 聞き取れなかった部分だけを尋ねる
全体を繰り返してもらうのではなく、聞き取れなかった一点だけを確認します。何が曖昧だったのかが、相手にも明確に伝わります。
“Did you say Tuesday or Thursday?”
(火曜日とおっしゃいましたか、それとも木曜日ですか?)
③ 必要なら、最後に認識を合わせる
特に締め切りや担当者など、実際の行動に関わる情報は、最後にもう一度確認しておくと安心です。
“So I’ll send the revised version by Thursday—is that right?”
(では、修正版を木曜日までにお送りする、という理解で合っていますか?)
会議で確認が必要になりやすい3つの情報
実際の会議で、特に正確に確認したいのが次の3つです。どれも、取り違えると仕事に影響する情報です。
締め切り — 日にちの聞き間違い
例:“Was that due Tuesday or Thursday?”
(締め切りは火曜日ですか、それとも木曜日ですか?)
数字 — 桁や単位の聞き間違い
例:“Did you say fifteen or fifty units?”
(15個とおっしゃいましたか、それとも50個ですか?)
担当 — 担当者・担当チームの取り違え
例:“Did you say the marketing team or the product team will handle it?”
(担当するのはマーケティングチームですか、それともプロダクトチームですか?)
聞き取りから返答までを練習する
フレーズを知っていても、本番でとっさに使えるとは限りません。次のような練習を繰り返すと、少しずつ身についていきます。
1. 文字を見ずに、まずは一度だけ聞く。
2. 話の要点——何を求められているのか——をつかむ。
3. 自分の言葉で声に出して返す。
4. 相手が実際に何と言っていたのかを確認する。
5. フィードバックを読んだあとに、学んだ表現を使って、同じ場面への返答をもう一度声に出す。
聞き返すためには、まず相手の発言の要点をつかみ、どこが曖昧だったのかを判断する必要があります。Eigo Sparkの「Listen & Respond」では、その土台となる「英語を聞いて、理解し、自分の言葉で返す」流れを練習できます。答えたあとは英語と日本語のフィードバックが表示され、返答がどう伝わったか、表現は自然だったかが分かります。
まず、英語を聞く
実際のビジネス場面を想定した英語を音声で聞きます。画面の文字に頼らず、耳で内容をつかみます。
自分の言葉で答える
聞き終わったら、内容を理解して自分の言葉で返します。会議でも必要になる「聞いて、理解し、返す」流れを練習できます。
英語と日本語でフィードバックを受ける
答えたあとは、5段階評価に加えて、英語と日本語のフィードバックを確認できます。返答がどう伝わったか、表現の自然さが分かります。
会議で一部を聞き逃しても、聞き返す方法を知っていれば、必要以上に慌てずにすみます。聞き取れなかったところだけを、落ち着いて確認する——英語を使って働くうえで、それも大切な仕事のスキルです。